夢の中なのかもしれない

西畑大吾くんをすきなだけ

恋文の技術

 

【恋文】こいぶみ


西畑くんのおたくをしている者にとって、それは西畑くんへのファンレターのことを指す。

(わたし調べ)

 


はじまりはJohnny's web内の関西Jr.の初連載『かんじゅ日誌』にて。

ファンから貰うファンレターを、その嬉しさや感謝の気持ちなどを込めて"ラブレター"と表現してくれるようになった西畑くん。はじめは「ラブレター(ファンレター)」と自らで補足していたが、それが定着し、いつの日からかそれを「恋文」と呼んでくれるようになる。


かつてコンサートのMCで「恋文」発言をした西畑くんが、(はて? こいぶみ…?)となった会場の空気の中、「あっ、ファンレターのことを恋文って呼んでるんですけど」と言ってするりとすり抜けたというエピソードは今もなお西畑担的乙女心を掴んで離さない。

つい最近も雑誌インタビューでさらりと「恋文」と口にしており、西畑くんにとってはもはや公用語も同然。毎月お世話になっているWiNK UPさんでは有り難すぎることに「恋文(WU注・ファンレターのこと)」と丁寧すぎる補足を付けられていたりした。

 

そんなこんなで"恋文"というワードとすっかり親しい仲になってしまったわたしは、気づいたら図書館で「恋文」とキーワード検索してしまったわけだが。

そこでヒットしたのが、かの有名な森見登美彦氏による『恋文の技術』という本である。

(「なんだこの西畑担だったらタイトルだけで即買いするタイトルは……」と思われた方、おめでとうございます!ブログ最後にAmazonのURLを載せているのでよかったら最後まで見ていってね!)


森見登美彦氏といえば『夜は短し歩けよ乙女(※映画版ではかの星野源氏が声優をつとめた)、『ペンギン・ハイウェイ(※映画版ではかの北香那氏が声優をつとめた)、と、この二つの作品を連想しただけで西畑の大吾氏すぎて笑いました案件だったので迷わず貸出。ワクワクしながらページを開き

拝啓

からはじまる文面に(うわうわうわぁ〜、、、これは、、、)と抑えきれぬ興奮をなんとか抑えながら読み進めていき、1ページ目を読み終えたところでわたしは確信した。


この本、そして著者である森見登美彦氏のこと、西畑くんは絶対に好き。

(台本ではここで西畑くんが「なんでやねーん☆」と陽気にツッコむ)


というか、そうだったらいいなあという個人的な強い願望なんだけれど。とにかく読めば読むほどエンドレスに(うっわぁ〜、、、楽しぃ〜、、、)が続いていくので是非とも、いやマジで、西畑担はケタケタ笑いながら存分に楽しんで読んでほしいです。私の人間的ツボである「大真面目にふざける」「不憫な」主人公がとにかく最高(かつ最低)で、周りのキャラたちも勝るとも劣らない愉快さ。とにかく、小説なのに少年マンガを読んでいるような感覚なのだ。少年マンガは読んだことないんだけどさ。


小説を読む楽しさと、ストーリーを追っていく楽しさと、他人の手紙を覗き見しているかのような楽しさと、そして他人の恋文を覗き見するかのような楽しさと。何より、わたしも定期的に恋文を紡ぐ者として非常にためになりました。そもそも『恋文の技術』ってタイトル自体、面白さとかワクワクを感じる前に(もしかしてわたしのための本……?)と錯覚してしまうだろうよ……しかも作中に出てくる"文通武者修行"ってなんだよ……なあ……(つまりは最高だと言いたい)。

 

簡単に説明すると、この小説は書簡体という形式らしく、手紙の文面だけでストーリーが展開していく。つまり、他人の手紙をこっそり読んじゃお〜(ドキドキドキドキ)な体験で始まり終わっていくわけだ。そんな楽しい遊びが一冊の本を読むことでできちゃうのよ。そう、すごいのよこの本。西畑くん的感覚に例えると、夜中11時くらいに同期とラーメン屋さんに行ってお腹パンパンなはずなのに不思議とラーメン食べられちゃうくらいの背徳感を背負いながらもこういうのもたまにはアリかも!夜中のラーメンは最高!BFF!なんて思ってしまう感じの楽しさだよ!……あれ?これ例え間違えた?


あんまり詳しく話しすぎるとネタバレになってしまうので控えるけれど、好きな人に好きな気持ちを文章だけで伝えるのって、本当に難しい。心からそう思う。わたしも何年恋文を書いてんだってくらい、なんならこの物語の主人公イチローモリタより文通武者修行してきた身だけれど、今でさえ書いては消して書いては捨てての繰り返し。悔しいけど正直上手く書けたと思えたことなんて一度もない。

 

後半の『失敗書簡集』は電車でリアルに吹いてしまうくらいにはおもしろ茶番劇満載なんだけれど、おそらく他人(主人公・守田)の恋文だからこそ面白おかしく読めるのだと心底思い、心底ホッとする。これがもし自分の西畑くんへの恋文で、それがこうして見知らぬ他人に「おもしろ茶番劇満載」とかブログで言われてしまった日にはそれこそインドに逃亡するしかない。

 

マイルールとして、毎度恋文を書き終えたらその文面を写真に撮ってカメラロールのお気に入りフォルダに控えているわたし。でもたまに読み返しては「当時のわたしは相当頭がいかれてやがる」「こんな文章を書こうと思った当時のわたしに普通にドン引き」「もしこれが西畑くんの手に渡ってしまっていたらどうしよう」「西畑くん、読んでませんよね?捨ててくれましたよね?」「なんだか寒気がしてきたな」「THIS IS THE 黒歴史」等々ひとりごとと冷や汗が止まらなくなる。恋文ってそういうもんだよね。

 

物語の中で恋文を上手く書けないと嘆いていた守田が最終的に

そうなのだ。剥き出しの恋心を書き、書いたものにとらわれて、自分の情念に溺れるから恋文が腐臭を放つのです。つまり、俺が書くべき恋文、真に有効な恋文とは、恋文に見えない恋文ではないのか。俺はようやく発見しました。

なんて言うもんだからだんだん他人事に思えなくなってくるところもこの作品のおもしろポイントの一つです。ケタケタ笑いながら読んでたのに、不意打ちで守田が自分と重なってトンカチで頭を殴られそうになる時がいつか来ます。これから読まれる皆さんはくれぐれもご注意を。

 

でもおそらく、武者修行をこれからどんなに続けていったって、完璧な恋文だなんてものは一生完成しないのだと思う。それが例えどんなに小っ恥ずかしくて穴があったら入りたいような内容でも、どんなに薄っぺらくて数秒後には読んだ記憶が無くなるようなものでも、どんなに重苦しくて胃もたれしそうなものでも、それがその時の正真正銘のわたしの西畑くんへの気持ちだし、伝えたいことだったのだと思うから。それがたとえ後に黒歴史と呼ぶべきものになっていくのだとしても………ね………。

そのときそのときの自分の気持ちを大事にする、それを言葉にする、それを伝える、それで良いじゃん!ハッピーじゃん!ってことだよね! そうだよね、守田一郎!(台本ではここで守田が「ヘケッ!」と満面の笑みで答える)

 

ただ、その嘘偽りないありのままの気持ちを綴った恋文を本人に渡すか渡さないかってところはやはり大事な分岐点だなぁとこの作品を読んで改めて。結局のところ、思いっていうものは相手に伝えなければ、伝わらなければ、何も届かないってこと! それは恋文しかり要望しかり。イチおたくとして、いいや、応援するイチファンとして、この作品には学ぶべきものがたくさん詰まっている。


いまどき文通をしてくれるような友達もいなければ西畑くんと直接ラブラブ文通ができるわけでもない。だけれども西畑くんが「恋文」と呼び続けてくれる限り、私は西畑くんへ恋い慕うこの気持ちを正真正銘の「恋文」として、武者修行を続けながら、これからも大阪松竹座1階ロビーのお手紙boxに投函し続けていく所存であります。


だから西畑くんにはどうかファンレターと恋文の境界線なるものを見つけないでいただきたい。そんな境界線はありません。みんな本気であなたのことが大好きなのだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 


ということで以上、珍しくも本の紹介でございました。

トンチキの中にロマンを感じてしまうような人には絶対にささると思うので、きっと西畑くんを好きな人にはささる。というかきっと西畑くんもささる。

それと言い忘れてたけどやたら"おっぱい"が登場する話なので(深夜ラジオの下ネタトークや女性のピチニットが好きで、カメラアピールでは星野源さん並みにもみもみしがち、それに頻繁に自らを変態だと公言されている)西畑くんは間違いなく好きだと思います。だから西畑くんも是非読んでみてね。宜しくお願い致します。

 

このブログをきっかけに読んだよ!という方もぜひ!感想をください!! あ、恥ずかしかったらマシュマロでもいいですよ! マシュマロ大歓迎!(今度はこういうテーマでブログ書いて!とかでも全然オッケー!)(わたし個人への質問や人生相談も全然オッケー!)(マシュマロに飢えるわたしより)

 

待ってま〜す!!!!!!!

 

 

単行本

恋文の技術

恋文の技術

 

 

 文庫本(ちなみにわたしはこちらを購入)

([も]3-1)恋文の技術 (ポプラ文庫)

([も]3-1)恋文の技術 (ポプラ文庫)

 

 

(マシマロはこちら)

marshmallow-qa.com